🐉 コラム
干支(十二支)の順番と意味|十干と組み合わせた「六十干支」まで
この記事の要点
干支(えと)といえば12の動物を思い浮かべますが、正式には十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせた60通りの「六十干支」を指します。西暦を12で割った余りで十二支が、10で割った余りで十干が決まります。
十二支の順番と読み方
十二支は次の順に並びます。年・月・日・方位・時刻を表すのに使われてきました。
- 子(ね)=ねずみ
- 丑(うし)=うし
- 寅(とら)=とら
- 卯(う)=うさぎ
- 辰(たつ)=りゅう
- 巳(み)=へび
- 午(うま)=うま
- 未(ひつじ)=ひつじ
- 申(さる)=さる
- 酉(とり)=にわとり
- 戌(いぬ)=いぬ
- 亥(い)=いのしし
生まれ年から干支を求める計算
十二支は西暦を12で割った余りで決まります。余りが0なら申、1なら酉、2なら戌、3なら亥、4なら子、5なら丑、6なら寅、7なら卯、8なら辰、9なら巳、10なら午、11なら未です。
たとえば2026年は 2026 ÷ 12 = 168 あまり 10 なので「午(うま)年」になります。年ごとの干支は各年のカレンダーページにも掲載しています。
十干(じっかん)とは
十干は甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の10種類です。木・火・土・金・水の五行を、それぞれ兄(え)と弟(と)に分けたもので、「きのえ=木の兄」「きのと=木の弟」というように読みます。
「えと」という言葉じたい、この「兄(え)」と「弟(と)」に由来します。十干も西暦から求められ、西暦を10で割った余りが4なら甲、5なら乙、6なら丙……となります。
六十干支=十干と十二支の組み合わせ
十干(10種類)と十二支(12種類)を順に組み合わせると、10と12の最小公倍数である60通りのパターンができます。これが「六十干支(ろくじっかんし)」で、正式な干支です。
たとえば2026年は十干が「丙(ひのえ)」、十二支が「午(うま)」なので、六十干支では「丙午(ひのえうま)」になります。60年で一巡するため、前の丙午は1966年、次は2086年です。
還暦が60歳なのは干支が一巡するから
満60歳のお祝いを「還暦(かんれき)」と呼ぶのは、六十干支が一巡して<b>生まれた年と同じ干支に還る</b>ことに由来します。「暦が還る」で還暦です。
赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈る習わしがあるのは、赤ちゃんに還るという意味と、赤が魔除けの色とされたことによります。今年どの年生まれの方が還暦を迎えるかは年齢計算のページにまとめています。
歴史上の出来事に干支が使われている例
干支は年を表す方法として、和暦とならんで長く使われてきました。歴史の教科書に出てくる次のような名前は、いずれもその年の干支に由来します。
- 壬申の乱(672年・壬申=みずのえさる)
- 戊辰戦争(1868年・戊辰=つちのえたつ)
- 辛亥革命(1911年・辛亥=かのとい/中国)
- 甲子園球場(1924年=甲子・きのえね の年に完成)
丙午(ひのえうま)の迷信
六十干支のうち「丙午」の年は、江戸時代からの俗信の影響で出生数が大きく落ち込むことで知られています。直近の丙午である1966年(昭和41年)は、前後の年に比べて出生数が約25%少なくなりました。
次の丙午は2026年です。干支はあくまで年を表す記号であり、こうした言い伝えに根拠はありませんが、統計に残るほど社会に影響した例として知られています。
よくある質問
干支の順番は?
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の順です。ねずみ・うし・とら・うさぎ・たつ・へび・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・いのしし にあたります。
干支は西暦から計算できますか?
できます。西暦を12で割った余りで十二支が決まります(余り4=子、10=午など)。十干は10で割った余りで決まります。
「えと」と「干支」は同じ意味ですか?
日常では十二支のことを「えと」と呼びますが、正式には十干と十二支を組み合わせた六十干支を指します。「えと」の語源も十干の「兄(え)」と「弟(と)」です。
なぜ還暦は60歳なのですか?
十干(10種類)と十二支(12種類)の組み合わせが60年で一巡し、生まれた年と同じ干支に戻るためです。「暦が還る」ことから還暦と呼ばれます。
2026年の干支は何ですか?
2026年は午(うま)年です。十干十二支では丙午(ひのえうま)にあたり、60年前の1966年と同じ干支です。
最終更新:2026-08-14